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日本薬科大学からのお知らせ

台湾オンラインツアーに参加してみませんか。



本学の桜も漸く見頃を迎えましたが、一転、春の嵐には耐え切れず、一部の花びらは既に役目を終えたかのように、風に舞って飛んでいきました。

まだ冬のような寒さが残ると思いきや、3月とは思えない夏日に近い気温の上昇がみられるなど、寒暖差の激しい季節の変わり目にはとかく体調を崩しやすくなるものです。

また環境の変化がストレスの引き金になることも多々あります。3月が別れを代表する月であるように、4月は出会いの月であり、本学にも期待と不安に胸を膨らませた多くの新入生が入学してきます。

新年度からは、対面式とオンライン式のハイブリット方式をとることになり、全校の半分の学生は久しぶりに登校をすることになります。

オンライン講義は登校にかかる時間を削減することができ、時間の有効活用が出来る反面、自らを律しながら勉学に勤しむことになります。また対面式では登校に要する時間が勉学やその他に費やす時間を容赦なく奪うことにもなりかねませんが、久し振りに教員や、クラスメート、友人等と直接対話ができ、日頃のストレス発散や、楽しい会話を思う存分楽しむことも出来ます。一長一短はありますが、私達が直面したニューノーマルな日常生活の中でも、何かしらの楽しみを見つけることで、一見不自由な生活と思われる中でも、捉え方次第では、心豊かに暮らせることが出来ると思います。

今回は、皆様の中でもご旅行であるいはビジネス、留学等で訪れた方もおられるかも知れませんが、今一度近くて遠い隣国の一つでもある台湾にフォーカスしてみました。


昨年のいなナビでは2回(梨の薬膳レシピ台湾の魅力)、取り上げましたし、伊奈町学校開放講座では屠蘇散実習を担当したことがある本学の糸数七重講師が、このたび、HISのオンラインツアーを行うことになりました。勿論、初の試みとなりますが、糸数先生は現在、台湾中部の中医学のメッカである中国医薬大学に研修駐在中で、現代の台湾の生活の中に生きる伝統的な養生・薬膳について、今後ご紹介する予定です。テレビ番組と異なるのは、台湾の今を現地リポートして、尚且つ教養番組のように、暮らしの中に役立てられるエッセンスを取り入れている点です。視聴者目線のレポートは、ありのままの台湾を映し出してくれることでしょう。コロナ禍で海外旅行が夢のまた夢であるからこそ、オンラインではあるものの、リアルタイムな臨場感を体験してみませんか?

また特典として、伊奈町と本学の産学連携商品「バラの香りのアロマハンドクリーム」を参加者全員に差し上げる予定です。因みに糸数先生はハンドクリームの監修もしています。商品はツアー後に、ご自宅にお届けします。

いなナビフアンの皆様に、ツアーのご紹介とともに、台湾に駐在中の糸数先生からプロローグとして、春を迎えた台湾やオンラインツアーのお勧めポイントについてレポートしていただきます。

 



3月の台湾

―あれから1年、そしてバーチャルツアーのご案内―    糸数七重

 

現在私は、日本薬科大学の姉妹校である中国医薬大学に研究駐在しています。昨年12月に訪問学者VISAで渡台、2週間の隔離と1週間の自主健康管理期間を経て外を出歩けるようになったときには、年が明けて1月も半ば近くでした。例年にない寒気が台湾を直撃し、北部では日本の雪国並みの積雪が見られたとか。外出するには日本で着用していたコートにマフラー、手袋まで必要…という状態でした。街中のマスク着用率は100%、入国者のCOVID-19陽性者を受け入れていた桃園の病院でクラスターが発生したため、政府からマスク着用の再徹底が勧告されたということもありましたが、私の滞在する台中では、防寒も主要な目的だったのではないかと思っています(何しろ台湾では気温の低下する期間が10日~2週間と短いため、エアコンは“冷気”と呼ばれ、つまり暖房機能はついていないものがほとんどなので、気温が下がってしまうと皆ひたすらに着込んで凌ぐのです)。

 

自分の研究や両大学の共同研究、共同事業の調整などで忙しくしているうちに、あっという間に入国から3か月が過ぎていました。寒さが肌寒さになり、ようやくストールなしで歩いても風邪の心配をしなくてもよくなった…と思いきや、あれよあれよという間に気温はうなぎのぼり、気が付くと30度に達しようとしています。夏空の下でのんびりと気根を揺らすガジュマルを眺めながら、満開の桜並木を少し懐かしくも感じています。




コロナ禍の中、台湾との行き来に制限がかかるようになってから1年が経ちました。

今年は雨が少なく水不足が懸念されることから「手を洗いましょう」という呼びかけが、さらに「ハンドクリーナーを持ち歩きましょう」になったことと、さわやかなデザインプリントを施した医療用マスクを着けて歩く人が増えたこと以外は、台湾ではかつての日常が取り戻されている感があります。



 このたび、そんな台湾の人たちが日常的にどんな方法で自身の健康を保っているのかについて「中医」「薬膳」の観点からお届けするバーチャルツアーを企画いたしました。HISさんからご案内しております。
 「中医」「養生」「薬膳」にご興味をお持ちの方、落ち着いたら台湾にいってみたい方――ネットを通じてとはなりますが、台湾の“今”をお届けいたします。中医クリニックでの治療風景、中薬行(生薬専門薬局)と薬草ドリンクの店が集まっている“青草街”からの記録映像、薬膳調理法など、「日常の健康」という切り口からユニークな情報をお届けします。伊奈町と本学で開発したバラのアロマハンドクリーム、そして今回中医の先生にご協力をいただいた薬膳レシピも「お土産」としてご用意し、充実の企画内容となっております。参考までに、ということで、イメージ動画もご用意いたしました。



CM動画は下記URLからご視聴下さい。

 

 1時間の小さな、そして濃密な旅気分をお楽しみいただければ…と、多くの方のご参加をお待ちしております。

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お申し込みは下記URLよりお願い致します。

タイトル:HISにてオンラインツアーを行います

https://www.nichiyaku.ac.jp/news/10734/

皆様、台湾駐在の糸数先生ならではのお話はいかがでしたか?

今回は、単なる観光地巡りに留まらず、オンラインであっても台湾の方々の健康維持に不可欠な「中医」「薬膳」を学ぶことが出来る貴重な機会です。

オンラインツアーに興味が湧き、参加してみたくなりませんか?

思い立ったが吉日、申し込みサイトはこちらです。

自宅から気軽に参加できるオンラインツアーは気分転換にもお勧めです。

多くの皆様のご応募をお待ちしています。




※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。