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日本薬科大学からのお知らせ

伊奈町の花をご縁に絆が一層深まりました!


漸く春めいてきました。

気が付けばもう3月、そこかしこで花の便りが聞かれるようになってきました。

色のない季節を経て、ふと目を転ずれば春の代表的な花々を見ることが出来、あるものはまだ蕾であったり、またあるものは既に開花していたりと花の咲き方を見るにつけても微笑ましく思えてなりません。


昨年の春、いなナビを通して皆様に紹介させていただきました本学の杏子(あんず)も昨年同様に薄いピンク色の花を咲かせて会いに行くのを待っていてくれたかのように風に靡いてゆらゆら揺れていました。


皆様の中でも「花はよく見かけるけれど名前が分からない」という方がおられると思います。

少しでも興味が湧いたら、直ぐに調べてみるのもよいかも知れませんね。後でと思うとそのまま時が過ぎてしまって、折角芽生えた好奇心の種が育つことがないように思えます。


長引くコロナ禍の中、昨年の10月より伊奈町では『伊奈町花いっぱい応援事業』をスタートさせました。実施期間は、今年の3月までとなっています。斉藤ローズ様のバラ、西川ゆり園様のユリ、セカンドガーデン様から毎月、様々な鉢植えの花が届き、半年の間、教職員のみならず、必要に応じて登校する学生の皆にも玄関やロビーなどで観賞してもらえたのではないかと思います。約半年に亘って継続された事業も今月をもって終了となります。



先月、セカンドガーデン様から届けられたラナンキュラスは、3月4日(木)の学位記授与式当日、正門の立て看板足元に配置されました。令和2年度の学位記授与式の規模は縮小され、ソーシャルディスタンスを保ちながら式場・教室をライブ配信でつなぐハイブリッド方式で行われましたが、登校した卒業生に小さな鉢植えながら色彩豊かなラナンキュラスがまるで「ご卒業をおめでとうございます」と声を掛けているのではないかと思える光景を目にしました。古典柄の着物に袴姿の女子学生達が久々に顔を合わせた友人等と嬉しそうに各々のスマホで記念撮影をしているのがとても印象的でした。


さて、来週あたり桜の開花予報などが話題になると思われますが、桜の開花は同時に春の花々とのお別れなのだということを知り、花の命は短しなれどまた次の季節の花々が美しく咲くために準備をしているというのも自然界の摂理だと思わずにはいられませんでした。


本学も卒業生の門出を祝福するとともに、4月に新入生を迎える準備を着々と余念なく行っているところです。



ラナンキュラスは、早春から春にかけ切り花や鉢花として流通する球根植物だそうです。ふんわりしたシルクのような花びらが幾重にも重なり合って、人気の草花だとも言われています。ラナンキュラスの名前は、葉っぱが「カエルの足」に似ていること、また湿地帯に生息することから、ラテン語の「rana (カエル)」 から来ているそうです。また原種のラナンキュラスは5枚の花びらをもつ黄色い花を咲かせる姿から、バターカップ(Buttercup)とも呼ばれています。白、黄、オレンジ、ピンク、赤、紫、ボルドーなど、カラーバリエーションの多さも魅力的です。

 

いよいよ、春本番。モノトーンの世界から景色は一変し、草花はもとより、あたり一面、色に満ち溢れた世界が広がっていきます。

 

たった一輪の名も知れぬ花が、皆様の癒しとなり、心を豊かにしてくれることもあるでしょう。

伊奈町の花を介して結ばれたご縁は、今後も深いご縁として大切にしていきたいと思っています。


※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。