新年あけましておめでとうございます。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。

年末から上空の寒気が日本列島を覆い、関東でも寒さが一段と厳しくなってきた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。年末年始にお出掛けされた方や、逆にお正月休みをご自宅でゆったりされた方等各々いらっしゃると思います。

さて、新年早々のいなナビでご紹介するのは、伊奈町母子愛育会主催の新春講演会についてです。

本講演は、昨年の11月、伊奈町健康増進課より正式に講師派遣依頼を受け、本学の樋口敏幸教授が「新型コロナウイルス感染症と生活に役立つ感染症対策」というテーマで登壇することになりました。

昨年の夏に加速されたワクチン接種により、新規感染者が抑えられたことを受け、長期に及んだ緊急事態宣言が漸く解除されました。少しずつではありますが、日常生活を取り戻しつつあった最中、再び新種のオミクロン株の感染者が確認され、今では感染力の強いその新種株によって第6波の到来が懸念されている状況にまで陥ってしまいました。　　　　

本講演では、愛育会の要望により、正にタイムリーな話題の感染症を取り上げるだけではなく、誤った方法やあまり知られていない感染症対策ついても分かりやすく話をする予定です。今回の講演の対象者は伊奈町母子愛育会会員のみですが、本学は今後も講師派遣を通して、地域貢献活動を行ってまいります。

講演についての詳細は下記のとおりです。

１ 日 時 令和４年１月２０日（木） 午前 １０時００分 ～ １１時３０分

２ 会 場 伊奈町総合センター（１階 伊奈町保健センター）

 （伊奈町中央５-１７９ TEL０４８-７２０-５０００）

３ 対 象 伊奈町母子愛育会会員 約２５名

４ 内 容 「新型コロナウイルス感染症と生活に役立つ感染症対策」

５ 衛生薬学分野樋口敏幸教授の主な研究テーマ

血栓症関連因子（血液凝固線溶因子）や肥満関連因子（脂質代謝関連因子）の発現・機能調節に関する研究をしています。主に生活習慣病（肥満関連疾病）、感染症（炎症性疾病）、環境中PM2.5曝露（肺への吸入）などと血栓症との関連性について、血栓症関連因子や肥満関連因子などの発現調節の観点から解析し、血栓症リスクの軽減を指向した物質（食品成分、植物成分など）の作用機序を追究しています。

本講演会は、1月13日(木)に、主催者である伊奈町母子愛育会が新型コロナ感染拡大防止のため中止を決定しましたが、感染状況が落ち着き、再び講師派遣依頼を受けました際には、是非お力添えしたいと考えております。