伊奈町の花として知られるバラのマスコットキャラクターは双子の妖精で、伊奈ローズちゃんと伊奈ローズくんと呼ばれ親しまれています。好物はバラの香りで、”バラを咲かせる魔法”の特技を持つそうです。一見しただけでは、双子の違いが分かりませんが、よく見ると伊奈ローズちゃんは黄色、伊奈ローズくんは青色のパンツを履いています。

今年は、伊奈町町制施行50周年を迎える節目の年となります。そのような記念すべき年を盛り上げようと昨年から伊奈町あげて様々なプレ イベントを開催してきました。勿論、伊奈ローズちゃん、伊奈ローズくんもマスコットキャラクターとして様々な行事で大活躍です。

身近なところでは、伊奈町と大宮を繋ぐニューシャトルの車輌に、町名の由来となった伊奈備前守忠次公や伊奈ローズちゃんと伊奈ローズくんがラッピングされ、人気を博しています。たまに見かけるラッピングシャトルは、子ども達だけではなく、大人もワクワクさせてくれます。

このような伊奈町の記念すべき年ですが、残念ながら新型コロナウイルスの感染拡大防止措置の影響でバラまつりに代表される数々のイベントは中止となってしまいました。

皆様も先の見えない生活に疲弊し、さぞや晴れない日々を送られているのではないでしょうか？
5月末には緊急事態宣言が全国で解除されましたが、以前の日常生活を取り戻すまでにはまだ時間がかかりそうです。

ところで、前回コラムにも書きましたが、伊奈町には広大なバラ園があり、お花に関連する事業者がおります。昨今の事情から様々なイベントが中止され、行事を彩る生花の生産者の方も多大な影響を受けていると聞いています。このような折に、本学の地域連携室では伊奈町の皆さんの何かお役に立てることはないかと考え、伊奈町役場と打ち合わせ、【伊奈町スマイルプロジェクト】を立ち上げました。その活動の第一弾として、伊奈町の生花生産者から教職員がお花を購入することにしました。本学は現在全てオンライン授業を実施している為、学生はもとより教職員も在宅勤務中心ではありますが、微力ながら生花生産者を応援させていただきたいということになりました。

自宅のお部屋や、あるいは研究室にお花があるだけで、気分が和らぎ、イライラや不安の解消の一助にもなると思います。

困難な状況に置かれた時にこそ手を携え、乗り越えていきたいと考えています。

できることはわずかであっても伊奈町民の皆様と心は繋がっています。

今こそ一緒に頑張っていきましょう。