伊奈町の気になるあの人に聞いてみた!
2017年の箱根駅伝予選会において、個人成績が優秀な選手として関東学生連合にみごと選抜され、2018年の箱根駅伝に出場をした溜池選手を取材しました。
言わずと知れたお正月の風物詩にもなっている箱根駅伝。駅伝ファンならずともその魅力にテレビをご覧になる方も多いのでは。
今年は伊奈町にキャンパスを構える日本薬科大学の陸上部から同大学2年の溜池選手が関東学生連合の選抜選手として復路9区を疾走。そんな溜池選手に箱根駅伝の感想などお話を伺いました。
小学校時代は走れば一番という生まれ持った脚力と運動神経。中学校は陸上部がなかったこともあり野球少年だったそう。昔から走ることは気持ちがよく好きだったと話す。高校に入り陸上部に入るものの今までのように結果を残せず挫折感や焦りのせいで不登校にも。
紆余曲折しながらも、走ることが好きな自分に素直に、走ることを辞めずに続けたことで様々な運命的な出会いがあり、彼をまた陸上の舞台へ復活させることとなる。
地元の運動場で走っているときに、日本薬科大学陸上部の監督と実業団時代にチームメイトだった男性に声をかけられたこともその一つだ。そのことがきっかけになり日本薬科大学へ入学することとなる。
箱根駅伝予選会での様子。みごと夢見てきた箱根の切符を勝ち取ることに。
選手を支えるフルオーダーのシューズのソールには激走の証が!
10月に行われる箱根駅伝予選会で出場権を得られなかった大学の中から、予選会で個人成績が優秀な選手が選抜される関東学生連合チーム。その復路9区を走ることとなる。
予選会直前まであまり調子が振るわず、モチベーションが下がってスランプ気味だった。そんな時でも走ることが好きだから練習を続ける、といった努力と継続がいつしかスランプから抜け出すカギとなり、予選会ではみごと本来の力を発揮し選抜選手としての切符を勝ち取った。
関東学生連合は様々な大学から編成されたチーム。チームメイトは普段ライバルという関係性ではあるが、関東学生連合というひとつのチームとしてとてもよい関係性を築けたそう。溜池選手自身も小さいころから夢見てきた大舞台に立てる喜びと、自身の責任に「チームの中で自分の任された役割をきちんと果たすだけ」という気持ちでタスキを繋いだ。
(写真)箱根復路9区の様子。中央黄色いユニフォームが同選手。
4月からは3年生に進級する溜池選手は次年度からは陸上部の副リーダーとしてとしてみんなをひっぱる立場になる。「次はチームみんなで箱根を走りたい!自分ひとりではなくチーム全体を強くすることが目標です。」と語ってくれた。また自分の発言に責任を持てる人にもなりたいと、上級生としてこれから部をまとめていきたいという大人顔負けのしっかりとした一面もみせてくれた。
(写真)箱根駅伝9区ゴール後の薬科大の陸上競技部のメンバーとの一コマ。
部の創設は5年目、箱根駅伝の関東学生連合枠の選手出走は2年連続でしており、同大学の陸上部の活躍も今後はますます目が離せない。箱根駅伝を黄色いユニフォームが走る日を楽しみに、これからも皆で応援を続けていきたい。
※この記事は伊奈町広報課との共同企画です。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。