編集部が見た! 伊奈町の明るいニュース
米・梨・ぶどう、マルシェに直売所…… 伊奈町のおいしい特産物のあれこれを知ろう! 食べよう!
2019年3月にいなナビ内で始動したWEB版「いなアグリチャンネル」。
グルメあり、クイズありのこちらのコンテンツ、毎回楽しみにしている方も多いのでは?
伊奈町アグリ推進課のみなさんが、伊奈町の農業を愛情たっぷりに☆やさしく楽しく紐解いてくれる「いなアグリチャンネル」はWEB版だけでなく、紙版も存在するんです! 伊奈町のアナタならご存じですよね!
伊奈町広報と一緒に、なんと全戸配布されているというこちらの冊子。
紙版誕生の秘密やオシャレ~な理由を、アグリ推進課の職員さんに突撃インタビューしちゃいました!
■もくじ■
2019年3月刊行の創刊号(左)と2020年10月発行の第2号(右)。紙版は現在2号まで発行されています
(2021年1月取材時)
ー(編集部)紙版「いなアグリチャンネル」発行の経緯について教えてください!
アグリ推進課「WEB版同様、町民のみなさんに伊奈町の農業について知っていただき、地産地消につなげることがねらいです。思いつきでオシャレに作っちゃった、というわけではなく(笑)、ちょっとお堅い話になりますが、自治体の取組『伊奈町農業戦略マスタープラン』の中の個別施策『情報ガイドブック等による情報発信』に則って計画的に取り組んでいるものです。WEB版・紙版ともに、この施策の一環で情報発信しているものなんですよ」
ーいわばネット全盛のこのご時世に、WEBだけでなく、紙版を発行するのはどうしてでしょう?
「インターネットは、誰でも手軽に見られる良さがある一方で、自発的に見に行かないと読めない、興味がある人しかアクセスしないなどのデメリットもあります。インターネット環境が整っていない方や高齢の方、あるいは、まだ情報を知らない、興味を持って見たことがない人にも幅広く手に取っていただく目に触れていただく機会として、紙媒体を作りました」
ー全戸配布のほかに、どこで手に入りますか?
「現在のところ、創刊号・2号とも伊奈町役場にあります。今後は順次、図書館やけんかつ(県民活動総合センター)など、公共施設にも配架していく予定です」
写真が多くわかりやすい内容です♪
ーミーハーな感想で恐縮ですが、表紙からすごいオシャレですよね! 内容も、写真やイラストが多くて眺めるだけでも楽しい印象です。デザイン性にこだわったのはなぜでしょうか?
「とにかくまず『なんだろう』と手に取っていただく、興味を持っていただくために、あえて一般的な行政の発行物とはテイストを変えました。若い人にも見ていただきたいので、農業についてフカボリするような難しい読み物にはせず、たとえば、カフェのショップカードやフライヤーのように、気軽に楽しんでいただけるビジュアルにしました」
ーデザイン以外のこだわりはどんなところでしょうか?
「伊奈町の特産物といえばこれだよね、と町民の皆さんにわかりやすく紐解いていくようなシンプルなテーマ設定と、あとは、旬のものを取り上げることですね。たとえば2020年10月末刊行の第2号では、収穫時期のお米を取り上げています。読者の方が、《食べたいな→買いに行こう》というふうに具体的な動機や行動へとつながることをイメージして構成しています。直売所の情報も詳しく載せていますよ」
ー伊奈町の農業、といってもその取組は多岐にわたると思うのですが、現在取り組まれていることや、今後のことについて少し教えてください!
「大きなプロジェクトとしては、伊奈町の米農家さんたちの命綱ともいえる用水路の配管の大規模な改修工事を行っています。昭和9年に造られ劣化が進む配管を少しずつ改修しているんですよ。地道ですがとても大切な工事です」
*用水路改修に関する詳しい記事はこちら→いなアグリチャンネル「農業用水路を改修してみた!」
綾瀬川の下にも大切な用水路が! 詳しくはいなアグリチャンネルを見てね!
(画像提供:いなアグリチャンネル)
「今後の取組としては、毎年秋に中部公園で開催している『伊奈マルシェ』の継続実施ですね。2020年は新型コロナ感染拡大防止のため中止になりましたが、今後も開催する予定なので、ぜひ楽しみにしていてください!」
*過去開催(2019年)の様子はこちら→いなアグリチャンネル「伊奈マルシェで遊んでみた!」
次回開催が待ち遠しい!伊奈マルシェ
(画像提供:いなアグリチャンネル)
ーさいごに、メッセージをお願いします!
「専門的な情報を、皆さんにわかりやすくお伝えできるようがんばって更新していきますので、WEB版も紙版も、ぜひ見ていただけたら嬉しいです」
ーありがとうございました!
遠く金沢に住む友人に、「じわもん」という言葉を聞いたことがあります。「じわもん」とは、石川県の方言で「地でとれたもの」を意味するそう。地域の人たちはこだわりと愛着をもって、「じわもん」を日々の食生活に取り入れているといいます。
土地の気候や土壌に適した旬の野菜は、同じ土地に育つ私たちのからだにも自然となじむ食べもの。育ち盛りのお子さんから、おじいちゃんおばあちゃんまで、どんな人のからだにもやさしく、実は贅沢な食べものなんです。
伊奈町には、大針直売組合や四季彩館など、おなじみの直売所があります。若い就農者の人たちが手掛けるマルシェやレストランでも、いわゆる伊奈の「じわもん」を気軽に手に入れることができます。「知らない」「行ったことない」なんてもったいない!ぜひお近くの直売所に立ち寄って、きょうのごはんに生かしてみてくださいね!