皆さん、伊奈町学校開放講座を受講されたことはございますか？
 
今回は、本学学園祭(日薬祭)にて伊奈町学校開放講座(後期3)

の特別講座に登壇する松田 教授とその講座の内容についてご紹介いたします。
 
いまや長寿大国と呼ばれる日本で、認知症は身近な病気の一つでもあります。しかしながら、「認知症」を正しく理解している方は意外に少ないのではないでしょうか？認知症と聞くと、まず高齢者をイメージしますが、実は老化によるもの忘れと認知症は全く異なります。認知症は、一般的に、何らかの病気によって引き起こされる症状や状態の総称を言います。
そこで、長年認知症を予防して、健康寿命を延ばすことを目的とした研究を行っている松田　教授に、誰もが食を通して実践できる方法などについて、詳しくお話をしていただきます。
 
1.タイトル：「認知症って予防できるの？」
2.講義概要：ブタの肝臓に含まれている物質が動物実験等で認知機能を高めることを見出しました。そこで、ブタの肝臓を食べやすいように粉末化し、カプセルに充填した食品を使って、臨床的に評価したところ、認知機能を示唆する結果が得られました。更に詳細に解析したところ、気持ちの塞ぎ込みに効果がある可能性が考えられました。ここで注目した物質は、卵や大豆にも含まれています。私たちの研究結果と和食による健康管理についてお話します。
3.講師：松田　佳和 日本薬科大学臨床薬学部門 部門長・教授(就職・厚生部長併任)
出身大学：北里大学大学院薬学研究科修士課程。
職歴：日研化学株式会社大宮研究所薬理研究室、株式会社ジャパンエナジー医薬バイオ研究主任研究員、北海道大学医学部附属病院 文部科学技官薬剤師、信州大学医学部統合生理学講座 文部科学教官講師、本学准教授を経て教授。
4.開催日：11月10日（日曜日）
5.時間 ：10：00～12：00
6.会場 ：日本薬科大学　221教室
7.参加費：無料
8.定員：50名
 
以上

日薬祭とあわせ受講してみてはいかがでしょうか？