日本薬科大学からのお知らせ
6月7日(金)、気象庁から関東甲信地方、東海地方、北陸地方、東北南部が
梅雨入りしたとの報道がありました。
いよいよ静かに雨の季節が始まりました。
6月に咲く花の代名詞といわれるアジサイは、雨に濡れた姿が一番美しいと言われています。
鮮やかに色づいた花を咲かせるアジサイは、丸い花が愛らしくもあり、
また圧倒的な存在感を醸し出しています。
アジサイは、日本や中国、台湾、北アメリカが原産国の落葉低木です。
開花時期は5月~7月で、梅雨の季節に見ごろを迎えます。
アジサイは、花のように見える部分は実は花びらではなく葉が変形した咢(ガク)です。
アジサイの花びらは元々ピンク色で、根から吸収される養分によって変わるそうです。
酸性ならば青色、アルカリ性ならピンク色になることが知られています。
酸性の土の中にはアルミニウムが含まれていて、アジサイのアントシアニンと結びつき
青へと変化していきます。
さいたまキャンパス構内で観賞できるアジサイは、日本に自生する原種の1つ「ガクアジサイ」や
「ガクアジサイ」を品種改良して作られた園芸種の「ホンアジサイ」です。
手入れの行き届いた庭園に咲く青紫色のアジサイには「忍耐強い愛」という花言葉があります。
構内のアジサイを撮影した6月10日の月曜日は、本降りの冷たい雨と時折強い風が吹き抜ける日でした。
そんな中で、偶然ハート型のアジサイの写真を撮影することが出来ました!
アジサイは、降りしきる雨の中でさえ忍耐強くそして艶やかに咲き誇っていました。