日本薬科大学からのお知らせ
皆さんの中で、2019年4月期スタートの春ドラマをご覧になっている方はおられませんか。
「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」、「白衣の戦士!」、「ミストレス~女たちの秘密~」など医療人を主人公にしたドラマは、多くの人気俳優を起用し話題性には事欠きません。
医療人が主役といえば、直ぐに医師や看護師を思い浮かべる方が多いと思います。
その中で薬剤師が主人公の作品には一体どのようなものがあるのかリサーチしてみました。
すると「薬屋りかちゃん」、「マンガ病院薬剤師物語」、「薬屋のひとりごと」、「異世界薬局」、「小説QEDシリーズ」、「調剤薬局アラカルト」、「アンサングシンデレラ」
(著:荒井 ママレ、医療原案:富野 浩充/徳間書店)など意外と多いことが分かりました。
因みに日本FP協会が実施した「2018将来なりたい職業ランキングトップ10」のアンケートで
薬剤師の順位をみると、女子では看護師(2位)、医師(3位)に続き6位となっています。
一方男子については、10位以内にはランキングしていませんでした。
しかし、今薬剤師が主人公の「アンサングシンデレラ」という医療マンガが一般読者だけではなく、
医療関係者の間でも絶賛されています。
この作品が支持されている理由は、何といっても新米病院薬剤師の葵みどり(主人公)が、
先輩薬剤師や患者との触れ合いを通して、薬剤師のプライドに目覚めるというストーリーにあります。
薬剤師の本来業務である、医師が出す処方箋に従って正しい薬を処方することをモットーにしつつも、疑問があれば「疑義」(問い合わせ)を積極的に行っています。
一人の患者に向き合う時に、チーム医療は最大の力を発揮します。何故なら病院は医師や看護師以外にも多方面の専門的な立場から手助けを行うことで患者を支えているからです。
同時にこの作品は医療現場で働くリアルな薬剤師像を垣間見ることができます。
単なる漫画では終わらない、実写版への期待もますます高まっています。
本学の卒業生も様々な医療機関で主人公葵みどりのように日々奮闘していることでしょう。
皆さんも身近な存在でもある薬剤師の姿を是非漫画で読んでみませんか。
きっと薬剤師にしかできない仕事があることを理解していただけると思います。