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いなアグリチャンネル

第4回アグリチャンネル「のらぼう菜を調理してみた」

【シゲ’sKitchen】のらぼう菜と豚肉の炒め物卵入り&ペペロンチーノ

 こんにちは。アグリリポーターのシゲです。

 

 感動の物語「奇跡のお米誕生秘話」が途中ですが、もっと身近な話題もみなさんにお届けできたらなあと、今回は休憩がてらちょっと違う話をできればと思います。

 



 私は料理が好きなのですが、この前「のらぼう菜」を調理してみました!

 

 そもそもみなさん、この野菜のことご存じですか?聞いたことがない方も多いのではないでしょうか。

 

 のらぼう菜とは菜花の一種で、アブラナ科に属する作物です。

 実はこののらぼう菜、伊奈町の町名の由来となった伊奈氏にとても深いゆかりがあるのです!

 

 

 のらぼう菜普及のルーツは、江戸時代にまでさかのぼります。

 

 時は1767年、関東郡代である伊奈忠宥(ただおき)という人が、当時西洋菜として持ち込まれていたのらぼう菜の種を領民に配り、栽培を奨励したといいます。そう、鋭いアナタは気づいたと思いますが、この忠宥さん、我らが伊奈備前守忠次公の一族なのです!忠次公から数えると10代目になります。

 

 のらぼう菜は土地の状況に関係なくよく育つことが特徴のひとつで、油が採れることも相まってこれが普及したことにより、それらの地域では天明の大飢饉(1782~1788年)や天保の大飢饉(1833~1839年)の際、飢餓を免れたと言われています。

 

 今でも東京都のあきる野市や埼玉県の比企郡などでは盛んに栽培されていて、伝統文化として地域に根付いているんですね~

 


 というわけで今回その「のらぼう菜」を入手したので、早速調理してみましたよ!一部始終を写真を交えてお伝えします!基本的にはどんな料理にも合うので、チャレンジしてみてくださいね♪

 

 
 今回挑戦するのは、簡単な炒め物とペペロンチーノです!!

 

 まずは炒め物の方からいってみましょう!

 

 用意するのは4人前でのらぼう菜150gと、豚肉200g、そして卵3個です!

 豚肉は小間切れ肉でもバラ肉でもなんでもOK!というかのらぼう菜はなんでも合うので肉なら鶏でも牛でも羊でもなんでもOK!

 のらぼう菜とお肉は適当に一口大くらいにカットしておきましょう。

 

 

 これからフライパンにどんどん投入していきますが、常に強火でガンガンに加熱しちゃってください!

 

 まずは溶き卵をドボンしてふんわり炒め、こんな感じになったらいったん皿にとります。

 そんでもって次は豚肉をドボン。かるーく、塩コショウをふります。

 おおかた焼き色がついたらのらぼう菜をドボン。

 のらぼう菜がしなってきたところで先ほどの卵をドボン。炒め合わせます!
 ここはスピード勝負!卵のふわふわをキープするため、パパッと混ぜましょう!

うん、カンペキ☆

 皿に盛り付けて完成です、絶品の予感‥・!

 ちなみに味付けですが、私はごま油と塩コショウ、醤油でやりました。

ただ何度も言いますがどんな味付けでも合うのでなんでもオススメです♪

 



 続いてはペペロンチーノです!

 まずはパスタを茹でていきますよ~

 ここでシゲのワンポイントアドバイス!!

 

 のらぼう菜はゆで時間が長すぎるとステキな食感がなくなってしまうので、なるべく短時間で!1分くらいでいいです!

 なのでパスタのゆで時間が残り1分くらいになったらのらぼう菜を投入しましょう!

 ゆであがったら、皿に移して盛り付けて完成!私は鷹の爪の輪切りとにんにくチップ、パセリで盛り付けてみました♪

 

 我ながらなかなかの出来ではないでしょうか。シゲスペシャルと命名したいと思います。
 ちなみにペペロンチーノの写真は2人前なので、量の参考にしてくださいね。

肝心の味はというと…ウマーベラス!!!

 

 のらぼう菜自体の味もさることながら、見事に料理そのものの味をさらに引き立ててくれているような感じがしますね。とてもおいしいです!

 

 



 さて、いかがでしたか?今晩の夕飯の参考になったでしょうか?

 

 のらぼう菜はどんな料理にでも合うなかなか優秀な野菜です。
 普段の料理に少し変化を加えたい方や、料理が苦手な方でも簡単に美味しく調理できます!
 おひたしにしても美味しいし、味噌汁の具材でも、チャーハンでもなんでも合います。もし新たなのらぼう菜レシピを考案した方がいれば、ぜひアグリ推進課まで教えてください!

 


 で、なんで今回いきなりのらぼう菜の話をしたかというと、これがまた町の事業と絡みがあるからなのです。

 前回ジョーがお話しした「農地再生事業」ですが、これ実は奇跡のお米だけでなく、のらぼう菜も別の町所有の畑で栽培しているんです!

 

 収穫はこれからなので、「奇跡ののらぼう菜」となれるかはまだわかりませんが、収穫の模様もみなさんにお伝えできたらなと思っています。

 

 

 伊奈氏が残してくれた伝統文化を、我々も後世に伝えていきたいですよね。農業とは産業であり、文化でもあります。アグリ「カルチャー」という言葉がそれを示していますね。
 のらぼう菜だけでなくいろんな野菜も生産されていますし、梨やぶどう、お米など、伊奈町には誇るべき農産物がたくさんあります。私たちの手で、後の世代にこの伝統をつないでいきましょう!

 

 

  
 それでは今日はこの辺で。お読みいただきありがとうございました!

 次回は奇跡のお米誕生秘話の第2話の予定です!

 

 

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