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伊奈町「まちかどライター」がゆく!

秋雨の散策路の風景2017.10.15

雨が多いこの頃、秋を感じながら見つけた景色をお届けします。

秋雨前線の影響で雨が多いこの頃、洗濯物が中々乾きません。青空を見たくなります。

今回は、伊奈氏屋敷跡の散策路にて、雨の中だからこそ感じた新たな発見がありました。

 

「収穫の秋」のこの季節、晴れた秋空を待っているのは人間の私たちだけではありませんでした。

しとしと雨の降る幻想的な雰囲気の権現社

背の高い竹のトンネルの向こうには変わらずに権現社が佇んでいます。

また、伊奈氏屋敷跡の原市沼側の南方には田んぼがあり、秋を迎え黄金色に実った稲が収穫を待っていました。

去る2017年10月14日に行われた「伊奈備前守忠次公による散策路整備イベント」の際の仮設トイレが残っておりました。参加者も安心の設備です。トイレが伊奈氏屋敷跡の遺構に常設されたらいいなと思いました。

収穫を待つ黄金色のいな穂が

伊奈氏屋敷跡の原市沼側南方には田んぼがあり、秋を迎えて黄金色に実った稲が収穫を待っていました。

ちょうど横をニューシャトルや新幹線が駆け抜けていきます。辺り一面の黄金色です。

稲と水の関係は大変重要です。この伊奈氏屋敷跡南方の田んぼには自然の用水路があります。

 

【用水路の役割】

春の田植えの時期には、田んぼへ水を引く為に用水路から大量の水を引き込みます。

逆に、秋の収穫の時期は、コンバインでの収穫作業の際、稲を乾燥させなければならないので、田んぼに入った余分な水を取り除く役割も担っています。これらの水は沼地を通して原市沼へと向かっています。

近年、田んぼの用水路もコンクリートで固められた人工的なものが多くなりましたが、ここでは変わらない姿で育てられています。収穫期ですが、連日の雨でしたので用水路の水量は多かったです。田んぼもこうして晴れの日を待っているのですね。

冷たい雨に打たれながら収穫を待っています。雨ですが、いな穂に水滴が光っている様子は大変美しい光景に思います。

伊奈町の美味しい新米は「四季彩館」などの町内の各地で購入することが出来ます!楽しみですね。

散策路近辺で見つけた秋の植物

【お茶の花】

主に10月~12月の時期に咲く「お茶」の花です。つぼみも多く見られました。

「お茶の木」というと背の低いイメージがありますが、高いところにも成るのですね。「お茶の花」自体を煎じてお茶にしたりすることもできるそうです。

【クサギ】

独特なにおいのする植物で「臭木」と書きます。この日は雨の為においは感じられませんでした。

夏から秋にかけて花が終わり青い実を付けます。秋の花です。

最後に…こちらは花ではありませんが、雨の日には薄暗い散策路にて、水滴が灯った枝です。

木々の薄暗いトンネルの中で、まるでLEDランプが光っているかのように枝の先の水滴が光っていました。

 

 

静かな雨音の中に、鳥の声とたまに来る新幹線とニューシャトルの音が聞こえてくる散策路。落ち着いた気持ちになりました。

この時期ならではの光景でした。

 

all photos & written byまちかどライターFJN

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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