伊奈町シティセールス担当者からのお知らせ
どうも。シティセールス担当です。
2019年に創設された、伊奈町の魅力を広く町内外に発信し、知名度の向上とイメージアップを推進する活動等を行う「伊奈町魅力発信大使」。
町制50年の節目に、盆栽作家の木村正彦さんとマリンバ奏者の坂口璃々己さんの2名が新たに伊奈町魅力発信大使に委嘱されました。
2021年7月20日の委嘱式を終えたばかりのお二人へのインタビューを2回に渡ってお届けします!
今回は、マリンバ奏者の坂口璃々己(さかぐち りりこ)さんへのインタビューです。ぜひご覧ください。
インタビュー前に演奏を披露していただきました。初の生マリンバ演奏を聴いて、音の響きと優しさに感動です……。
※演奏曲目は、「ホワイト・ナックル・ストロール」、「バードスケイプ」、「ニブルヘイム」、「ふるさと」等
――先ほどは、素敵な演奏、ありがとうございました。動画では見たことがあったのですが、実際に生で聴くのは初めてで、感動しました。
「ありがとうございます。うれしいです」
――伊奈町、いなナビ編集部の共同企画として、委嘱式直後の伊奈町魅力発信大使記念インタビューとして実施させていただきます。お忙しい中、貴重なお時間、ありがとうございます。
「いえいえ、こちらこそよろしくお願いします」
――坂口さんには、3年前の大学生時代にいなナビ内の「ここが私のanother広報いな」(※)でご紹介させていただきました。この度、伊奈町魅力発信大使にご就任いただいたということで、坂口さんの簡単な自己紹介と伊奈町魅力発信大使としての意気込みをお願いします。
「ここにあります、マリンバという楽器を演奏しております坂口璃々己といいます。生まれたときからずっと伊奈町で育っています。今回、魅力発信大使になれたことを、心から嬉しく思います。子どもの頃には、魅力発信大使になるなんて、想像していなかったので、とても光栄です。ずっと過ごしてきて、大好きな伊奈町なので、伊奈町のいいところを、たくさん色んな人に知ってもらうために、頑張って活動していきたいと思っています。ふふふ(笑)」
――ありがとうございます。委嘱式はどうでしたか?緊張されたりしましたか?新聞社の取材もありましたが……
「ふふふ(笑)……緊張しました。なかなかインタビューなんてされることがないので、ドキドキしました」
――坂口さんは、前回のインタビューで「中学で吹奏楽部に入り、何気なく打楽器を始めたことが、後のマリンバに触れるきっかけとなった」とお話をされていましたが、坂口さんが音楽自体を好きになった、興味を持たれたきっかけはどのようなものだったのでしょうか?
「私はですね、小学1、2年生の頃からピアノを習っていたのですけれども、どちらかというと習わされていたという感じで(笑)、ピアノを習っていたことで中学に入って吹奏楽部に入部し、それで打楽器をやることになり、演奏会やコンクールとかを経験して、なんだろうな……(少し考えて)、たくさん色んな音楽に触れて、コンクールとかでは同世代の色んな演奏を聴いて、同じ歳なのに『なんでこんなに上手な人がいるんだ』と驚くことがあるぐらい、色々な刺激がありました。それで、元々負けず嫌いなのもあって、コンクールで負けたくないという思いがあって、今思うと音楽に勝ちも負けもないと思うんですけど……。その負けず嫌いのおかげか、一生懸命に練習して、気付いたら音楽にのめり込んでいました」
――コンクールの時の気持ちが、結構きっかけになっている部分が……
「そうですね」
――練習の話ですが、一日の中でマリンバに触れている時間はどのくらいですか?
「ほとんどですね(笑)。練習はたくさんします。何時間もします」
――マリンバはテンポの良い音の響きと木の温かみのある音が印象的ですが、坂口さんの思うマリンバの魅力を教えてください!
「おっしゃるとおり、自然の音ですかね……、木でできていて、電子音を一切使っていない自然の温かい音。あとは…なんだろうな、音を出すことすら難しい楽器もありますが、誰にでも楽しみやすい、親しみやすいのがマリンバです。簡単に叩けば音がでるので演奏できる、趣味などでもマリンバに触れる方が増えてくれるといいなと。ピアノは、すごく習い事として浸透していますが、マリンバはまだ知名度が不足しています。楽器としての歴史も浅く新しい楽器なので、世の中に知らせていけたらいいと思います」
――これからどんどん、広まっていくといいですね。
「そうですね、がんばります。広められるように……ふふふ(笑)」
――動画などでマレット(バチ)は4本とか2本、使用されているお姿をお見受けしましたが、何本まで使えるんですか?
「私が今まで見た中で、一番多かったのは8本持ってました(爆笑)」
――片手に4本ずつ!
「私はできないです」
――和音を出すイメージですか?
「そうですね。たくさん持つほど和音を出せます。管楽器だとひとつしか音を出せないので、メロディか伴奏となってしまいますが、マリンバは左手が伴奏で右手がメロディなので、一人二役をすることができます」
――1台で二人での演奏などもされていますね。
「そうですね、連弾もできます。大きいので、横に何人も並んで演奏もできます」
――演奏への、こだわりなどはあったりするでしょうか?
「こだわり(笑)、うーん……、クラシックは同じ曲をいろんな人が演奏するので、自分の個性を上手に作品に出していけたらなというのを一番考えているところです」
――坂口さんは、ご自身のYouTubeチャンネルもお持ちで演奏動画を2本あげていらっしゃったり、他のチャンネルにもご出演されており、今後、動画での更なるご活躍も期待されているところですが、Web配信、動画等においての今後の目標など、ありましたら教えてください。
「やっぱり、新型コロナによって、ネットと関わることが多くなってきました。なかなか演奏会の開催ができなくなり、心が痛かったです。そういう中でも、私たちは演奏家なので、音楽を伝えていかなければならない。いろんな形で、どうにかしてこのコロナ禍でも音楽を伝えたいというなかの一つとして、オンライン、インターネットを活用したコンサートだったり、YouTubeだったりを活用して、人と繋がることができました。もちろん、音楽は生で聴いていただくことが一番ですし、オンラインの電子機器からの音と生で聴く音は違うので、生の演奏を聴いてほしい。でも、コロナにより難しい方にはインターネットを通じて聴いていただくことができます、私自身も海外の方の演奏をインターネットで聴くことはあります。そういう中で、『こういう音楽もあるんだ』と触れることができる。コロナ禍で、インターネットの力は必要だなと改めて思いましたし、勉強になりました」
――コロナ禍でなければ、違う形もあったかもしれないですが、コロナ禍だからこその新しい形もあって……、今日は生演奏を聴かせていただいて感動しましたし、生の演奏が一番の音楽の醍醐味かなと思う一方、インターネットは幅広く聴いてもらえるというのもあります。今後の動画での活躍も期待しております。
「そうですね(笑)、がんばります」
坂口璃々己 & 伊奈ローズちゃん 連弾♪♪
――坂口さんの私生活における最近のマイブームなど、ありましたら教えてください!
「マイブーム、ふふふ(笑)。そうですね、お友達とも、おうちで遊ぶことが多くなった。友達とお金を出し合って一緒にテーブルゲームをいくつか買いました。おすすめしたいのが……「はぁって言うゲーム」(笑)です、ご存じですか?どういったゲームかといいますと、テストが終わった「はぁ」、上司に怒られた「はぁ」など、色々な「はぁ」を演じるゲーム、今のは、どの『はぁ』だったのか……当てるゲーム。自分が演じるのも楽しいし、友達が演じているのも面白い」
――好きな食べ物はなんでしょう?
「異国料理にはまっています!ガパオライスや韓国料理などです」
――辛い系がお好きなんですね?
「辛いのは苦手だと思っていたけど、意外と食べてますね。自分で作ったり、食べにも行ったりしていたんですけど、でも一番好きなのは和食ですね」
――運動したりしますか?マリンバの演奏も体力使いそうですね。
「うーん……、マリンバを演奏するにあたって何かトレーニングをしたことはありません」
――日々の練習で体力をつけているんでしょうか?
「楽器を組立てたり、運搬にも体力を使うので、自然と体力がついているのかもしれませんね」
――今日は白色の衣装ですが、好きな色などはありますか?
「今日は白なんですけど、緑が最近、自分の中で流行っています」
――以前いなナビに掲載した記事(※)では、黒と緑色の衣装でした。とてもお似合いでした。
「ありがとうございます」
――坂口さんは伊奈町ご出身でいらっしゃいますが、坂口さんの好きな伊奈町の景色、場所などありましたら教えてください!
「好きな景色は、たくさんありますが、今思い浮かんだのは、羽貫駅から六道の交差点に向かう道ですかね。いくつかお店があって、飲食店やスーパー、コインランドリーのいい匂いや「エフコック」という洋食屋さんがあるんですけど、私のお父さんが小さい時から通っていて、そこのハンバーグは、私もお父さんも、世界一美味しいハンバーグだと思っています。そういった美味しい匂い、中華に洋食……、ケーキ屋さんもありますし、コインランドリーのいい匂い(笑)、そういった生活感あふれる、その道が好きですね。すごく思い出に残っています。伊奈町は大きなビルがないので、自分の部屋からの眺めも好きです」
――伊奈町魅力発信大使として、伊奈町とコラボしてこんなイベントをしてみたい!伊奈町のイベントに参加してみたい!など何かありましたらお聞かせください!
「やっぱり伊奈町といったら、バラが魅力なので、バラに埋もれてマリンバを弾いてみたいです、ふふふ(笑)。まだそんなことはしたことないので……(笑)。マリンバで奏でる音楽と色とりどりのバラと、素敵なもの同士が組み合わさって、もっと素敵な空間ができるに違いないと思っているので、いつかやってみたいですね」
――音と視覚的な部分と……
「そうです、すごく幸せな空間になるんじゃないかと、想像できます」
――最後に、マリンバ奏者として、坂口さんの今後の目標、展望などありましたらお聞かせください!
「マリンバ奏者として……、やはりマリンバはまだまだ知名度の低い楽器なので、このマリンバを知ってもらうというのを第一に、やっぱり知ってる人達の中だけで、楽しむものではなくて、たくさんの方に、この木の温かい音色のマリンバを知ってほしいという思いでいつも演奏しているので、このマリンバの魅力も伊奈町の魅力もどちらも一緒に伝えていけたらなと思います」
――ありがとうございます。今後の坂口さんのご活躍を楽しみに、応援させていただきます!また、伊奈町魅力発信大使としても末永く、伊奈町の魅力発信に、ご協力をよろしくお願いいたします。本日は、貴重なお時間をいただき、どうもありがとうございました。
――言い残したことはありますか?
「素直に出てきた言葉なので、たぶん大丈夫だと思います(笑)。むしろ足りない部分があったら、聞いてください」
――伊奈町魅力発信大使の中丸葵さんとの同級生対談など、どうでしょう?
「ぜひ。葵にも会いたいですし、お仕事を通して会えるなんて思ってもいなかったので、やらせていただけたら、嬉しいです。楽しみにしております」
――いろいろと盛り上げていきたいですね!これからもよろしくお願いします。
坂口さんの最新情報は、こちらでご確認ください ↓↓↓
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※ 坂口さんの過去のインタビューはこちらをご覧ください ↓↓↓
2021年7月20日のインタビューを終えて……、坂口さんの伊奈町魅力発信大使としての委嘱後、初めての活動として取材をさせていただきました。ホールでの演奏は、時に力強く、時に優しい、テンポの良いマリンバの音色をご披露いただき、とても感動しました!
マリンバの魅力、音楽を体感することの楽しさを改めて感じています。インタビューでは、質問に対し、1つ1つ丁寧にお答えいただき、坂口さんのマリンバに対する想い、「音楽に勝ちも負けもない」「(演奏家として)音楽を伝えていかなければならない」という言葉に、プロの音楽家としての矜持を感じることができました。
坂口さんのマリンバ奏者として、伊奈町魅力発信大使としてのこれからの活躍がより楽しみとなる企画になったのではないかと感じています。
今後も、伊奈町・いなナビの共同企画として、取材をさせていただけたらと思います。更なる坂口さんの活躍にご期待ください!!
(取材スタッフ一同)
※本企画は、伊奈町役場関係課及びいなナビの共同企画として実施しております。
また、感染症対策を十分に講じたうえで、取材を実施しております。
※本インタビューは、埼玉県県民活動総合センターのホールにて実施いたしました。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。