学校給食献立表
朝夕涼しくなり、秋らしさを感じられるようになりました。肌だけでなく目やにおい、音、味など、秋の訪れを五感で感じてみませんか。
バターロール、牛乳、ハンバーグ(※)、グリーンサラダ、コーンスープ(※)
(※)はリクエストメニュー
ブロッコリー、キャベツ、きゅうりのほか、彩りに、にんじんを入れました。今日はごまドレッシングをかけて食べました。
たまねぎは、土の中に埋まっているので、根の部分を食べていると思われるかもしれませんが、食べている部分は葉の部分です。たまねぎを切ると独特の匂いがあり、その匂い成分が目や鼻に染みて涙が出てきます。これは硫化アリルという刺激成分によるもので、この刺激成分は加熱すると一部が分解されて甘く変化します。辛いたまねぎもよく炒めて料理に使えば、甘みがでて、また違ったおいしさになります。
ごはん、牛乳、鶏のから揚げ(※)、ナムル、田舎汁
(※)はリクエストメニュー
生揚げが入った具だくさんのみそ汁です。甘みのある「白みそ」と塩辛い「赤みそ」を組み合わせて使いました。
こんにゃくは、中国から仏教の伝来とともに精進料理として伝わったと言われています。昔は街かどにこんにゃく売りが立っていたほど、庶民の間で広く親しまれた食品だったようで、しかも栄養の摂取を目的に食べたのではなく、便通を良くして、腸内をきれいにするために好まれていたようです。
9月21日は「世界アルツハイマーデー」で、日本の認知症支援・普及活動のシンボルカラーは「オレンジ色」です。これは、江戸時代に活躍した陶工(とうこう:陶器を作る人)・酒井田柿右衛門が、夕日に映える柿の実のオレンジ色からインスピレーションを得て作りだした赤絵陶器が、世界中で高い評価を受け、この「柿色」のように世界中に広まってほしいとの願いが込められているそうです。また、暖かさを感じるオレンジ色は、「手助けします」という意味をもつと言われています。
キムチチャーハン(※)、牛乳、春巻き、玉ねぎのサラダ、わかめスープ
(※)はリクエストメニュー
調理道具の洗浄を行っている写真です。写真の左上にあるように、調理道具は形や大きさ、素材など、多種多様です。汚れ残しはないか、破損はないかなど、一つ一つ確認しながら丁寧に、また、慎重に作業を行います。
わかめは日本各地でとれますが、波の荒いところで育ったものほどおいしいと言われます。栄養豊富な海の中で育ったわかめには、ぬるぬるした食物繊維の一種である「アルギン酸」や「カルシウム」、「マグネシウム」などのミネラル分など、たくさんの栄養成分が含まれています。
今日は、1992年に制定された「空の日」だそうです。この時期は、空気が澄み、空も高く、さまざまな雲を見ることができるそうで、羊の群れのように見える「ひつじ雲」や魚の鱗(うろこ)のように見える「うろこ雲」が秋の空ではよく見られます。空を見上げて、秋の雲を観察してみてはいかがですか。
ごはん、牛乳、赤魚の白醤油焼き、焼き肉、もやしスープ
あっさりした塩味で、野菜たっぷりのスープです。
濃い緑色をした、香りの強い「にら」は、古くから日本でも食べられていたようです。疲れをとったり、お腹の調子を整えてくれる野菜です。にらには、硫化アリルという成分が含まれていて、消化を助けたり、肉類の臭みを消す役目をしてくれます。
ラーメン、牛乳、はんぺんチーズフライ(※)、こんにゃくサラダ
(※)はリクエストメニュー
腸をきれいにする食べ物のこんにゃくのほか、きゅうりやキャベツを使い、いろいろな食感のあるサラダです。今日は、玉ねぎドレッシングをかけて食べました。
きゅうりの原産地はインドのヒマラやと言われ、日本には平安時代に中国から伝わったと言われています。きゅうりは低カロリーで、95%以上は水で出来ている野菜ですが、カリウムや食物繊維、ビタミンKやビタミンCなど、身体に良い栄養素がバランスよく含まれているようです。
今日は和食の献立です。和食は、平成25年12月4日に「日本人の伝統的な食文化」として、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。
ごはん、牛乳、さんまのかば焼き、おひたし、さつま汁
※今日は伊奈町産のお米です。
今日は、大島町長と関口副町長が学校給食センターを訪問し、調理現場等の視察を行いました。視察後は、調理員と一緒に給食を試食し、意見交換を行いました。
サンマは姿が細長いため、漢字で「秋の刀の魚」と書きます。江戸時代から庶民の味として、親しまれてきました。秋の味覚の代表的な鮮魚と言えばサンマですが、秋にとれるものが最も脂がのり、栄養もたっぷりです。このサンマの脂は、血液をさらさらにし、脳の活発化をしてくれる働きがあるようです。ちなみに、新鮮なサンマは、サンマの下顎の先端が「黄色」をしているそうですよ。
今日は、日付を「く(9)い(1)し(4)んぼう」(食いしん坊)と読む語呂合わせから、「食いしん坊の日」だそうです。
ごはん、牛乳、油淋鶏(ユーリンチー)(※)、わかめサラダ、とん汁
(※)はリクエストメニュー
白みそと赤みその両方を使ったとん汁です。リクエストに上がることが多いです。
大きな葉っぱが特徴の里いも。里いもの葉っぱの表面には、細かい凸凹(おうとつ)が等間隔にいっぱいあるそうで、また、ワックス成分も表面に排出されているので、雨が降っても水滴になってコロコロ転がり、葉っぱがぬれないのだそうです。
町立小・中学校では、運動会や体育大会の練習や準備が始まっているようです。好き嫌いなく、しっかり給食を食べて、疲れた体を元気にしてほしいと思います。
ごはん、牛乳、えびしゅうまい、マーボーナス、チンゲン菜のスープ
※今日は伊奈町産のお米です
伊奈町産のなすも使い、みそ味に仕上げました。こってり、コクのあるマーボーナスです。
インド生まれの「なす」は、平安時代に日本に伝わったと言われています。白い色のなすもありますが、一般的ななすの紫色は「ナスニン」という色素で、ブルーベリーや紫いもにも含まれる「アントシアニン」の仲間だそうです。形も丸型(まるがた)や長型(なががた)などあり、世界には、白、緑、しま模様(もよう)のナスもあるようです。
そぼろごはん、牛乳、いかフリッター、小松菜のサラダ、沢煮椀
沢煮椀は、とり肉、にんじん、だいこん、たけのこ、干ししいたけ、ねぎを千切りし、しょう油で味付けています。細く切られた野菜が、沢を流れる水のようにみえることから、この名がついたと言われています。
給食によく登場する「もやし」は、大豆や緑豆などの豆から出た「芽」の部分です。シャキシャキした食感の、細くて白い色をしたもやしですが、実は、豆にはなかったビタミンCをたくさん含んでいるそうです。ビタミンCは水溶性の栄養素で、熱に弱い性質があります。もやしは必ず加熱調理をして食べる必要がある野菜ですので、 短時間で手早く加熱をすることで、ビタミンCの損失を防ぐことができるようです。
週のはじめの月曜日です。「早寝」「早起き」「朝ごはん」」を合言葉に、今週も元気に過ごしたいものです。
こどもパン、牛乳、コロッケ、春雨サラダ(※)、ワンタンスープ(※)、クレープ(※)
(※)はリクエストメニュー
4月以来のリクエストメニューの「クレープ」です。卵や牛乳、小麦を使わずに作られています。一般的なクレープに比べ、甘みは控えめです。
春雨には大きく分けて、じゃがいもやさつまいもから取り出したでんぷんから出来ているものと、緑豆(もやしの原料にも使われる豆)から取り出したでんぷんから作られるものがあります。ちなみに、今日の春雨サラダは、緑豆のでんぷんを100パーセント使って作られた春雨を使用しています。だから、給食センターで調理したあとも、春雨がくっついていない状態の春雨サラダを、子どもたちのもとに届けることが出来ています。
今日は「二十四節気」の一つ「白露(はくろ)」です。いよいよ秋の気配が迫り、夜間には気温が下がり、大気中の水蒸気が草花に朝露となってつくようになり、これが光の加減によって白く見える露ができ始める頃という意味だそうです。
ごはん、牛乳、揚げぎょうざ(※)、チンジャオロース(※)、たまごスープ(※)
(※)はリクエストメニュー
人気の理由の一つは、ふわっと、均等にまとまった、たまごではないでしょうか。溶いたたまごは一度こしてから、スープ液の中に入れています。
とうがらしの仲間であるピーマンは、明治時代にアメリカから伝わりました。その当時は「甘とうがらし」と呼ばれていて、その後、フランス語でとうがらしを意味する「ピマン」から「ピーマン」に変化したようです。今は生でもピーマンを食べますが、日本に伝わった頃のピーマンは、今よりも大きく肉厚で、青臭いため、食べづらいものだったそうです。
わかめごはん、牛乳、ほっけの塩焼き、ごぼうのサラダ、のっぺい汁
今日の魚は「ほっけ」です。主な産地は、北海道と東北、北陸の日本海側のようです。ほっけは魚へんに花と書きます。ほっけの幼魚の群れが、花のように美しいことが由来となったとも言われています。ほっけの幼魚は、成魚と違ってキラキラとした美しい青色をしているそうです。
ごぼうは、中国では薬草として栽培されていたものが、江戸時代から明治にかけて日本に伝わり、日本で独自に食用として栽培が始まり、江戸時代には全国で作られ、根や葉を食用とするようになったそうです。ごぼうは体をあたため、解毒や解熱などの作用があるようです。「ごぼう抜き」という言葉がありますが、これは、ごぼうを抜く時は、真上に一直線に引っ張って抜くようで、 そんな抜きにくいごぼうを一本ずつ引っ張り抜く作業を、人に見立てて例えた言葉だそうです。
9月6日は、日付が数字の「6」と「9」の形が「まが玉」の形と似ていることから「まが玉の日」だそうです。まが玉は、古代人が装飾品などとして大切にしたもので、埼玉県の県章は16個のまが玉を円形に配置したデザインになっています。
ごはん、牛乳、とり肉の照り焼き、大根サラダ、スタミナスープ
しっとり柔らかく焼いたとり肉に、とろみのあるしょう油味のタレをかけました。ごはんがすすむおかずです。
大根は、日本には8世紀ごろ中国から伝わり、歴史書の「古事記」に記録されているほど、昔から食べられている野菜のひとつです。今では大根の品種は100種類以上あるようです。大根はほとんどが水分でできているため栄養がないように思われがちですが、ビタミンCやカリウム、消化酵素をはじめさまざまな栄養が含まれています。 また、大根の葉にはビタミンAやビタミンKといった栄養が含まれているようですので、お店で葉がついたままの大根を見かけたら、ぜひ購入して食べてみてください。
9月は夏から秋へと季節が変わり、気温が大きく変化します。9月が旬の食材には、免疫力アップにつながる栄養素を含んだものがたくさんあるようです。体調管理の一環として、旬の食材を取り入れてみてはいかがでしょうか。
田舎うどん、牛乳、大学芋、ほうれんそうのサラダ
豚肉が入った具だくさん(にんじん、たまねぎ、なす、ねぎ、干ししいたけ、油揚げ)な、つけ汁です。埼玉地粉が使用された、うどんとの相性はぴったりです。
さつまいもは、中央アメリカが原産で、探検家のクリストファー・コロンブスがヨーロッパに持ち帰り、世界中に広まったと言われています。日本には17世紀の初め、中国から、琉球(りゅうきゅう;今の沖縄県)に伝わり、その後、薩摩(さつま;今の鹿児島県)に伝わり広まったので、さつまいもと呼ばれたようです。さつまいもは、じゃがいものように皮や芽に毒があるということもないので、取り除かず皮ごと食べられます。
毎日を元気に過ごすためには、食事と睡眠をしっかりとることが基本のようです。生活リズムは整っていますか?
メロンパン、牛乳、白身魚フライ、コーンサラダ、冬瓜(とうがん)のミネストローネ(※)
(※)はリクエストメニュー
いつものミネストローネの具のうち、今日は「じゃがいも」を「冬瓜」に変更しました。スープの中の冬瓜は、トロッとした食感で、いつもよりあっさりしたスープとなりました。
7〜9月頃が旬の「冬瓜」は、冷暗所で保管しておけば冬まで保存できたことから「冬瓜」と呼ばれるようになったと言われています。大きさは約30cm前後で重さは3~5kgほどにもなる、大きなウリ科の野菜です。冬瓜の果肉はやわらかく、果実のほとんどが水分(90%以上)で、 栄養素ではカリウムとビタミンCを多く含んでいるようです。
9月1日は「防災の日」です。ご家庭にある非常用の飲料水や食料、消火器や避難ロープなどの防災用品を点検してみてはいかがでしょうか。
ごはん、牛乳、ピーマンの肉詰めフライ、カレー、フルーツカクテル
今日のフルーツカクテルには、定番の缶詰(みかん、もも、パイン)のほか、「みかんゼリー」を追加しました。
調理場に入り、作業の様子を見ていると、何やらいつもと違う動きをしている調理員がいました(写真1)。何かなと思い近寄ってみると、にんじんの型抜き(写真2)をしていました。担当していた職員によると、「子どもたちに喜んでもらいたいなと思って、にんじんを星形に型抜きしました。全員に星形のにんじんをお届けしたい気持ちはありますが、型抜きする枚数が多くなってしまうので、この量(写真3)が精一杯です。7校すべての学校の、どこかのクラスに星形のにんじんが入るように、調理するときには分けて大釜に入れるつもりです。」と、型を押す手を赤くしながらも笑顔で答えてくれました。
(写真1)
(写真2)
(写真3)
じゃがいもには、でんぷんとビタミンCが多く含まれています。ビタミンCは、からだの調子を整え、肌をきれいにする働きがあります。じゃがいものビタミンは加熱しても壊れにくい性質があるようです。
今月は南小学校の子どもたちからのリクエストメニューを献立に取り入れています。献立表にはリクエスト内容を太字で示しています。
ライスボール(※)、牛乳、、とり肉のラタトゥイユソース、ブロッコリーのサラダ、キャベツのスープ
(※)はリクエストメニュー
「ラタトゥイユ」はフランス南部の郷土料理で、夏野菜を煮込んだ料理です。なすやズッキーニ、セロリーや玉ねぎ、トマトを使い、今日はグリルしたとり肉へのソース仕立てにしました。
夏野菜の「ズッキーニ」はメキシコ生まれの野菜で、見た目はきゅうりに似ていますが、かぼちゃの仲間です。ズッキーニには、肌を美しく保つビタミンB2をはじめ、シミそばかす予防に一役買ってくれるビタミンC、おまけに体の毒素の排出を促すカリウムを豊富に含んだ野菜だそうです。 調理法は洋風だけでなく、お醤油ベースで和風にも、ごま油ベースで中華風にと万能で、生食でも美味しい野菜のようです。
ごはん、牛乳、豚肉のいーなソース、もやしのサラダ、キムチスープ
※いーなソースには、伊奈町産の梨を使い、すりおろし玉ねぎも入ったしょう油味のソースです。
この調理中の写真は、角切りされた豚肉に片栗粉をまぶし、揚げている様子です。担当した調理員にインタビューしたところ、「豚肉に均一に、そして片栗粉のダマが再度つかないように注意しながら片栗粉をまぶしました」「油の温度が急激に下がらないように、また、豚肉同士がくっつかないように油への入れ方に気をつけました」と話していました。
梨は大きく「日本梨」「西洋梨」「中国梨」の3種類に分かれ、店舗でよくみる「幸水」や「豊水」は日本梨の仲間です。日本梨は今から1200年以上前に書かれた「日本書紀」(その時代の天皇の命で編集された最も古い国の歴史書)にも出てくるくらい歴史の古い果物のようです。梨には、アスパラガスに多く含まれるアミノ酸の一種「アスパラギン酸」が含まれているため、利尿作用や疲労回復効果があるようです。
町立小・中学校は8月28日から2学期がスタートしました。そして、今日から中学校の給食が始まりました。(小学校は8月30日からです)8月23日の「処暑」(厳しい暑さの峠を越した頃)が過ぎましたが、まだまだ厳しい残暑が続くようです。生活リズムを整えて、元気に過ごしましょう。2学期も愛情たっぷり、安全で美味しい給食をお届けします。
ごはん、牛乳、あじのさっぱり揚げ、中華和え、みそけんちん汁
調理場は機械から出た熱や調理によって出る熱により、室温がぐんぐん上昇していきます。ご覧のように、室温計は外気温と同じ位の温度を示していました。この季節、毎日、熱さとの戦いです!!
皆さんは夏バテしていませんか。私たちのからだは、体温が上昇すると汗をかくことで体温を下げようとします。特に夏は、多量の汗をかきやすく、汗とともにからだの調子を整える栄養素も出てしまうため、体内のバランスが崩れ、体力が消耗し、夏バテを引き起こしてしまうようです。その解消法には、「規則正しい生活」と「軽い運動を加える」ことが良い方法と言われています。もちろん、食事を3食きちんと摂ることも大事なポイントですよ。