・エコソーラークッカー
アルミ加工を施した特殊なダンボールを組み合わせ、太陽光を集めることで、食品の温め、湯沸し、ゆで卵、お米炊きなど、様々な調理ができる優れもの。
パーツはダンボール1つに収まり、コンパクトで、軽く、組み立ても簡単なので、キャンプ、バーベキュー、ハイキングなどのアウトドアに便利な品物です。

・エコソーラークッカーミニ
オフィスや室内で使える缶コーヒー専用の加温・保温器。
室内の日の当たる窓際で使用。冬場でも1時間半～2時間前後で、ずっと握っていられないくらいの熱い温度になります。
収納時のサイズはわずか、310mm×225mm×5mm。本棚にしまえるコンパクトさ！

・湯沸し
空き缶の全体に付属の黒いビニールテープを貼り、飲料水を入れ、上から食品用ラップで覆います。缶をセッティングして、ウイングの角度を調節。条件が良ければ、350ｍｌ缶1本を1時間半～ 2時間くらいで湯を沸かすことができます。

・ゆで卵
少し深めの半透明のタッパーの外側に付属の黒いビニールテープを貼り、生卵を2～3個入れて、ほんの少し水を入れ、上から食品用ラップで覆います。タッパーをセッティングして、ウイングの角度を調節。条件が良ければ、1 時間半で美味しいゆで卵ができあがります。

【注意事項】
季節によって太陽の角度が変わりますので、同封の説明書を参考に光のあたり具合を調整してください。30分～1時間に一度は、太陽の位置に合わせて向きを変えましょう。
空き缶やタッパーは大変熱くなりますので、絶対に素手で触らないでください。
太陽の光が集まってとても眩しくなりますので、長時間直視しないでください。

自然エネルギーの素晴らしさを体感しながら、色々な調理を試してみてくださいね！

エコソーラークッカーを開発・販売しているアースダンボールは、伊奈町西小針の工業団地の中にあります。
昭和28年（1953年）の創業以来、包装用ダンボール箱の生産を専業とし、宅配用、収納用、引越用、野菜・果物の梱包用、ギフト用など、あらゆる種類のダンボール箱をオーダーメイドで製造・販売しています。
この会社の面白いところは、営業スタッフが自ら依頼されたダンボールの開発を行うところです。
エコソーラークッカーも営業の山岸さんが一人で研究を重ね、作り上げました。

アースダンボール営業課主任の吉野さんと、エコソーラークッカーを開発した山岸さんにお話しを伺いました。

◆エコソーラークッカーの開発のきっかけは？

「もともと社長にアイデアがあったようですが、東日本大震災後に急ピッチで話が進みました。アルミ加工を施したダンボールは特殊なので、試作品は自らダンボールにアルミを貼り、3～4ヶ月間、50回試してようやく完成しました」

◆ご苦労なさったところはどこですか？

「物理的な知識がなかったので、まずはそこから。コストや性能を許された範囲内に落とし込むところも苦労しました」

◆完成後の評判はどうでしたか？

「埼玉の新聞に取り上げられ、当社の通販ネットがパンクしたことがあります。それから、神戸の小学校で自由研究に使用していただき、校長先生から小学生一人ひとりのレポートが届いたときは嬉しかったですね。評判が良くなって、もっと手軽なものを作ろうということで、缶コーヒーを温めるエコソーラークッカーミニを開発しました」

◆お使いになる方に一言お願いします。

「クリティカルな面での使用というよりは、あくまでレジャーや自由研究の道具として楽しんでいただけたらと思います。注意書きを見ながら安全に使用して、料理内容や感想なども聞かせてください」