果実やバラといった伊奈町の特産品を活かして、美味しい洋菓子はできないものかと試行錯誤して生まれたのが、ドルチェの手作り焼き菓子。
巨峰と苺をジャムにしてベイクドチーズケーキに入れた「いなまちーず」、町の象徴であるバラの花びらをフィナンシェに乗せた「バラのフリアン」、そして、ドルチェが自信を持ってお届けする「ブランデーケーキ」の3品をセットにして、全国のみなさんにふるさと納税のお礼の品として発送しています。

「いなまちーず」は、伊奈町B級グルメへの参加を誘われ、伊奈町をアピールする洋菓子として考案・製造されました。
万人に受けるような自然な味のベイクドチーズケーキを作りあげ、特産品の巨峰をジャムにして入れたものを伊奈町B級グルメに出品し、見事に準優勝！
次に伊奈町で苺を作っている農家の方をみつけて、苺のジャムを入れたものを作りました。
「バラのフリアン」はプレーンのフィナンシェのバター風味を活かしながら、特産品のバラの花びらを乗せて伊奈町らしく、「ブランデーケーキ」はフランス菓子をかじった方なら納得のいく本格的な作りになっています。

ご夫婦でお店をやっているケーキの店ドルチェの南雲正一さんにお話しを伺いました。

◆いつから洋菓子を作っているのですか？

「36年前に都内のフランス菓子店で働いたのが始まりです。日本でトップクラスの師匠のもとで修行をしました。その後、ホテルでパティシエをやっていたのですが、平成15年にこの店（ドルチェ）を別の方から引き継ぐ形で始めました。ずっと自分で考える洋菓子を好きなように売りたいと思っていたことが実現できました」

◆こだわりはどんなところですか？

「余計なことをしないということです。修行中にお得意のお客様から、味が良ければ余計な飾りはいらないと言われたことがあります。うちの洋菓子は無香料・無着色で素材のよさを活かし、もとの素材に対しての相性を吟味して、極力シンプルな見た目でコストをかけず、良心的な価格でご提供しています」